自閉症の子供は育てにくいと言われます。
「4人もよく育てているね~」と言われることもあります。
逆に「そんなに育てにくかな~」とギモンに思うことも。
今回は、自閉症の子供が育てにくいと思われている原因について書いていこうと思います。
自閉症の子供はパニックをよく起こす?
自閉症の子供は、よくパニックを起こします。
でも、2・3歳くらいの子供がイヤイヤ期を迎えるように、自閉症の子供はイヤイヤ期が少し遅くて長いだけです。
次男は、小さい頃は全く手のかからない子でした。
一人遊びをよくしてくれて、わがままも言わない子でした。
どこに行っても、静かにできたり一人で遊んでくれるので「いい子ね~」と言われていました。
そんな次男は、人見知りでただ話すことが苦手で静かにしていたこと・好きなものに固執するので、お気に入りがあれば満足していただけだと後でわかりました。
自閉症の子供でも、小さいときは育てやすい子もいます。
パニックを起こす子や、一人でどこかに行ってしまう子もいますが、全員ではないことも知っておいてください。
毎日のスケジュールを決めると一人でできる
学校や幼稚園に行くときは、最初にスケジュールを定着させれば一人で用意をしてくれます。
学校や幼稚園からのお手紙は、お手紙ボックスを作ってそこに入れるように教えると、毎回きちんと入れてくれるようになります。
自閉症の子供は、してほしいことや準備するものなどを最初に教えることで、一人でできるようになります。
学校から帰ったら何をすればいいのか。
自閉症の子供が一人で考えて行動することとても難しいことです。
でも、最初にきちんと教えてあげることで毎日自分でしてくれるようになります。
予定を伝えておくのって大変じゃない?
最初は、予定を毎回伝えることを少し面倒に思っていました。
でも、毎回すると慣れるもので、予定表をもらってきたらカレンダーに書いて教えることも当たり前になってきました。
予定をカレンダーに書いたり子供に伝えたりすることで、私も忘れることが少なくなってきました。
カレンダーに予定を書いていなかったときは、予定を忘れてしまうことや提出物を出し忘れることもありました。
予定を子供に伝えることは、私自身が確認できる機会でもあるので、予定は私のために教えていると思っています。
毎日新しい発見がある
自閉症の子供は、少し変わった見方をすることがあります。
物だけでなく、考え方も独創的で話を聞くとおもしろいです。
四男は、幼稚園から帰ってくるときに必ず「おみやげ」を持って帰ってきます。
花ならかわいいのですが、石や落ちているゴミも持って帰ってきます。
ほかの人にとってはゴミでも、四男にとっては大事なものみたいです。
次男と三男は、食べたお菓子の箱を「大切な思い出」として自分の引き出しに入れています。
いつ食べたのかはっきりと覚えていなくても、誰と・どこで食べたのかは覚えています。
お菓子のゴミも、次男や三男にとっては「大切な思い出」みたいです。(捨てられなくて困るのですが。)
自閉症の子供には少し丁寧に接しているだけ
自閉症の子供を育てることは、特性を理解して少し丁寧に接することだと思います。
誰にもイヤイヤ期があったように、自閉症の子供はイヤイヤ期が少し長いだけ。
自我も目覚めが少し遅いだけ。
特別なことをしようとすると、大人も子供も疲れてしまいます。
特別なことではなく、少し丁寧に接するだけと考えると、少し気持ちが楽になりますよ。
「みんなができているから。」
みんなと同じことができることも大切かもしれませんが、それ以上に大切なものもあると思います。
「どうして」と嘆くより、「少しでも成長している」と思うことができれば、育児が楽しくなりますよ。
自閉症の子供としか見ることのない世界を、どうか広げていってください。
そして、こんなに大きくなったことを感じてくださいね。
今回も読んでいただき、ありがとうございました♪