先日、次男と一緒に買い物に行ったときに、前の人のかごの中のものをさわる事件がありました。
次男がしたのは初めてだったので、びっくりして怒ってしまいました。
本人も無意識だったみたいで、動揺していました。
鮭が袋に入っていたのが気になったみたいです。
思ってもみないことをしてくれるのが、自閉症の子供ですね。
今回は、自閉症の子供を買い物に連れていくときのポイントについて紹介していきます。
Contents
お店で走ってしまうのはなんで?
自閉症の子供が、お店で走り回ってしまうことはありませんか?
ほかの子はちゃんと手をつないでいるのに、なんでうちの子は…と気にしていた時期もありました。
自閉症の子供がお店で走ったり、興奮してしまうのには理由があります。
- たくさんの人が気になる
- 音楽が気になる
- 店内放送が気になる
- たくさん並んだ商品が気になる
- 防犯カメラが気になる など
自閉症の子供は、刺激が多いと興奮状態になりやすくなります。
お店の中は、まるで遊園地のように楽しい場所なんですね。
そして、自分の感情のコントロールが苦手なので、少しのことでパニックを起こしてしまうこともあります。
時には店内から一人で逃亡してしまうことも。
買い物をしつつ、子供を見ることって、とても大変なことですよね。
なかなかに体力も使います。
買い物を終えて、帰るころにはぐったりでした。
しかもそれがほぼ毎日。
毎日バタバタであまり思い出せませんが、大変だったことは覚えています。
少しでも買い物を早く済ますためにできること
ゆっくり買い物をしていると、体力の消耗が激しいです。(もちろん大人のですが…)
早く買い物を終わらせたい!
それには家での準備が必要ですね。
買い物リストを作っていく
買い物リストは作っていますか?
お店に行ってから安いものでおかずを作る!
本当はそれが一番節約になるんだろうけど、私には無理でした。
自閉症の子供を3人(たまに4人)連れて買い物に行くことは、想像以上に大変なもので断念してしまいました。
子供って、なんで反対方向に走っていくんでしょうね?
永遠の謎です。笑
ちょっと話がそれてしまいましたね。
買い物リストを作っていくメリットは3つ。
- 買い物の時間が短縮できる
- 買い忘れをなくせる
- 子供にお手伝いをさせる機会になる
お店に行って買うものを決めていると、とても時間がかかります。
夕食とか、悩みますよね。
そんなときは、家で考えていくとお店にいる時間を短縮することができますよ。
買い物リストは、子供に買い物をさせることにも使えます。
ニンジンや牛乳など、わかりやすいものを一緒に探しましょう。
好きな方に走って行く回数が減りますよ。
本人も達成感があるので、買い物が楽しくなってきますね。
買い物リストを忘れない。
これ、よくしてしまうことなんですが、買い物リストを机の上におきっぱなし事件。
かなり焦ります。
慌てて車の中でリストを作り直すことも。
結局買い忘れもあったりするんですが、また明日…と思いつつ忘れ去ってしまうことも日常茶飯事です。笑
買い物リストを作るときには、お店ごとにまとめて書いたり、店内の買い物コースを思い浮かべながら書くといいですよ。
店内でうろうろはできるだけ避けたいので。
子供を刺激から守る
音や光の刺激は、自閉症の子供にとって興奮状態になる原因になります。
少しでも、興奮状態から守るために、使えるものがあります。
- ヘッドホン
- サングラス
- お気に入りのものを持つ
音の刺激から守る
音に敏感な子供には、ヘッドホンを使ってあげましょう。
でも、苦手な子もいるので強要はしないように。
スピーカーの近くはできるだけ避けて、買い物をするのもいいですよ。
スピーカーの近くって思ったよりうるさいものです。
光の刺激から守る
光の刺激対策はサングラス。
でも好みがあるので、強要しないように。
我が家の子供たちは興味深々で使ってくれました。
逃走中のハンターみたい!ってテンションが上がりすぎるので、中断しましたが。笑
お気に入りのもので落ち着かせる
お気に入りのものを持ってお店に入ることも、刺激から守ることにつながります。
大きなものは無理かもしれませんが、小さめのものなら持たせてあげましょう。
少しは落ち着いてくれますよ。
お店にあるカートの活用
スーパーなどは、カートが置いてありますよね。
それを活用しましょう!
ベビーカーやバギーもいいのですが、商品を触ってしまうことが多いので、対面式のカートが便利です。
我が家でも5歳くらいまで使わせてもらいました。
乗せるのに一苦労ですが…
乗せたら、とりあえず何か持たせてあげましょう。
少しは時間稼ぎになります!
清算前のものは持たせない。
「買うからいいじゃない。」と思われるかもしれませんが、商品を買う前に口に入れたり開けたりすることを教えたくないので、未精算のものは持たせないようにしています。
買い物の裏技!
自閉症の子供を買い物に連れていくことは、とても大変なことです。
一人で買い物に行くと…もう大変としか言いようがないくらいです。
そんなときの裏技!
- ネットショッピングや宅配を使う
- 大人二人で行く
- お店は一か所に決める
- 買い物の回数を決める
ネットショッピングや宅配を使う
ネットショッピング。
これ便利ですよね。
私の子供が小さいときは、知らなかったので使いませんでしたが、使えばよかった!と後悔したものです。
それくらい便利ですが、少し高めなのが気になります。
でも、買い物に行く手間を考えたら、迷うことなく使いますね。笑
大人二人で行く
一人で子供を連れて行くのは大変!
誰かと一緒に行くことで、負担を軽減することができます。
店内に入らなくても、車で待っていてくれるだけでも大助かりですよ。
家で留守番をしてもらうのもいいですね。
お店は一か所に決める
行き慣れないお店だと、どこに何があるのかを探すだけでも一苦労です。
行き慣れた場所なら、どこに置いてあるのか、わかりやすいですよね。
「このお店しか売っていない」なら別ですが、そうでないなら、行きつけのお店を探しておきましょう。
買い物の回数を決める
毎日買い物に行くと、すごく疲れます。
買い物の日を決めて、まとめ買いをするようにしましょう。
急に必要になるときはしょうがないですが、回数を減らすだけでも負担は減りますよ。
冷凍すると日持ちするので、おすすめです。
大きくなって別の問題が…
小さいうちはカートに乗せることができます。
では、大きくなってきたら?
手をつなぐことがいいのですが、手をつなぐことを嫌がる子もいます。
逆に恋人つなぎをしてくる子もいますが。笑
そんなときに役立つことを3つ紹介します。
- 買い物カートを押してもらう
- 商品をかごにいれてもらう
- 商品を一緒に探す
自閉症の子供は、自分のすべきことがわかると落ち着きます。
仕事を持たせてあげると、頑張ってしてくれるので、その特徴を生かしてあげましょう。
買い物は、大人になっても必要なことです。
小さいころから経験させてあげることも、将来のための勉強になりますよ。
やっぱり、一緒に買い物に行くのは大変!
そんなときは、子供が学校や幼稚園・保育園に行っているときに行くようにしましょう。
子供と買い物に行くときは、少しだけ買うようにするのもいいですね。
買い物は自立の第一歩
ほぼ毎日必要になる買い物。
生きるために必要なことです。
でも、自閉症の子供の親にとっては「買い物は重労働」です。
少しでも、買い物の大変さが減るように、参考にしてもらえるとうれしいです。
今回も読んでいただき、ありがとうございました♪