今日は、自閉症の子供の体調不良の伝え方について紹介していきます。
我が家では、いつもより体調が悪いことをまとめて「しんどい」といっています。
でも、しんどいのかどうかがわからないこともしばしば…。
自閉症といっても、十人十色。
うちの子も、4人とも個性も感じ方も違います。
ですが、目に見えないものには鈍感なのは共通しているようです。
しんどさ以外にも、声の大きさなども自分ではわからないみたいです。
しんどさの基準になること
「しんどい、ってどうゆうこと?」と子供に聞かれて困ることも多いのですが、いつもと違っていたり「動きたくないなぁ」もしんどいだと思っています。
私が「しんどさ」の基準にしていることは、大きくわけて4つです。
- 熱はある?
- 頭痛はある?
- 気分はどう?
- 痛いところはある?
熱はある?
しんどいときには、熱を測るのは一般的だと思いますが、目に見える数値なのでわかりやすいです。
平熱を知っておくと、微熱かどうかもわかるので便利ですよ。
自閉症の子供に限らず、小さいうちは熱があっても元気なこともありますよね。
いつもと違うと感じたら、まず熱を測るようにしましょう。
頭痛はある?
熱がなくても頭が痛いときってありますよね?
夏だと熱中症になりかけのときにも、痛くなったりします。
「どれくらい痛いか」はわかりにくいので、私は痛いか痛くないかだけ聞くようにしています。
気分はどう?
吐き気があるかどうかも重要です。胃腸風邪が流行る季節には、特に注意したいですね。吐き気は直前までわからないこともあります。
そんなときは、「オエって出そう?」と聞くと通じたりしますよ。
吐き気を言葉で表すのに、この言葉以上のものが見つからないのですが、もっといい言葉を見つけたらお知らせしますね。
痛いところはある?
頭痛以外にも、お腹が痛いのも「しんどい」です。
たまに、「けがをしているところが痛い」というので、それはしんどさではないことを伝えるようにしています。
このほかにも、鼻水や咳なども体調不良の要素です。
大人が見て判断するようにしましょう。
自分ではなかなか気が付かないみたいなので。声が変わっているのも、大人が気が付くことがほどんどですね。
基準をもとにしんどさの物差しを作ってみよう

まず、元気な状態を0とします。入院が必要なくらいが5。
0~5の間は、個人差もあると思いますが私が基準にしていることはこちら。
- 咳や鼻水、気分が悪い、腹痛など…1
- 頭痛、微熱…2
- 38度くらいの熱…3
- 39度くらいの熱…4
5になることはありませんが、自閉症の子供でもわかりやすいように作っています。
見てわかるようにしよう
ただ数字を書いているだけでは、わかりにくいですよね。
なので、これをもとにグラフのようなものを作っています。

こんな感じのものです。(雑ですみません…)
数字のところに顔を書くと、より分かりやすくなりますよ。
少しでも伝えやすくするために
「しんどい」ことは、生活するうえできちんと伝える必要があります。
でも言葉で伝えるのは、とても難しいことです。
そんなときは、しんどさを見える化してあげましょう。
目で見ることによって、言葉では伝えにくくても雰囲気で伝えることもできます。
慣れてくると、表を見なくてもわかるようになってくるので、最初は目で見て伝えるようにしましょう。
これは私の伝え方なので、参考になればうれしいです。
今回も読んでいただき、ありがとうございました♪