先日、発達障害の子どもを持つ親の会に参加してきました。
そこで話題になったのが、『通常学級で支援を求めるのは難しい?』でした。
手厚い支援を受けたいなら、特別支援学級に行くのが1番だと思います。
でも、そこまで支援を必要としないけど特別な対応をしてもらいたい!
そう思った場合、どこを選ぶかによって対応は変わってきます。
今回は、『支援学級と通常学級の対応の違い』について考えてみたいと思います♪
支援学級での対応

障害が軽度で特別支援学校に行くほどでもない場合、選択肢は2つになります。
- 通常学級
- 支援学級
我が家の場合は、4人とも自閉情緒のクラス(支援学級)です。
支援学級なので、個別に対応してもらえたり交流学級に行くときには支援学級の先生が付いて行ってくれます。
慣れている先生なので子どもも質問しやすかったり、聞き逃したことを教えてもらえるのも助かりますね。
1クラス30人程度のクラスなので、
- 自分の意見が言えない
- 困っていることが伝えられない
- 何をするのかわからない
といった、『周りにはなかなか気づいてもらえない困りごと』にも対応してもらえるようになっています。
個別に対応してもらいたいときには、支援学級を選択するといいですよ(*^^*)
通常学級で手厚い対応は難しい?

- 支援学級に入れるのには抵抗がある
- 家族に反対されている
支援学級には抵抗があるご家庭もありますよね。
通常学級では個別の対応は難しいのでしょうか?
1クラスの人数が少なかったり、副担任の先生にサポートしてもらえる場合は多少の個別対応はしてもらえるかもしれません。
でも、「個性や特徴を知って完璧に対応してほしい!」と思うなら、少し難しいと思います。
先日お話したお母さんは、
- 支援学級には入れたくないけど、支援はちゃんとしてほしい!
- 子どもの個性や特徴を知って、その子に合った対応をしてほしい!
と学校に言ったそうです。
これに対する学校の返事は、「できる限りのことはしますが、その子だけに関わるのは難しい」。
もちろん学校によって、実際の対応や返答は変わってきます。
でもその子だけに関わることは、ほかの生徒の対応がおろそかになる可能性もありますよね。
通常学級は支援学級のように、少人数ではありません。
通級も活用しよう

支援学級に入るほどでもないけど、個別に対応してもらえる時間が欲しい!
そんなときは、苦手な教科だけを少人数で教えてもらえる『通級』も選択肢に入れてみてはどうでしょうか?
『取り出し授業』とも呼ばれているこのシステムは、得意・不得意が激しい発達障害の子に向いていると思います。
すべての授業を個別対応してもらいたいなら支援学級ですが、算数はできるから国語だけ個別でしてほしい場合はおすすめです。
子どもが学校を楽しめる選択を

今回は、『支援学級と通常学級での個別対応の違い』について考えてみました。
支援学級を選ぶか通常学級を選ぶかで、対応は大きく変わってきます。
子どものよって個性があり、それを理解して対応してもらえると大きく成長することもできます。
手助けをどれくらい必要としているのか、自分でできることはどれくらいあるのか。
ちゃんと見極めて理解してあげることが、子どもの成長に大切なことだと思います。
学校の意見と親の意見も重要ですが、子どもが学校を楽しむにはどうすればいいのかを考えていきたいですね。
今回も読んでいただき、ありがとうございました(*^^*)