発達障害の子どもが成長してくると、どのタイミングで本人に告知をするのかを考えるようになりました。
長男と次男には告知をしたのですが、今は三男に伝えるかどうかで悩んでいます。
いつかは本人に発達障害のことを伝えようと思っているけど、三男はまだ早いような気がして…
だけど、いつかは言わないといけないこと。
今回は、長男と次男に発達障害や自閉症のことを伝えた時のことを書いてみようと思います。
Contents
発達障害って自分で気が付くもの?
自分はほかの人と違っている。
みんなはできるのに、自分だけができない。
こんなふうに、自分と周りの人をよく比べていた長男。
自分がダメな人間だと思い込んでいるような感じでした。
なので、自閉症の子がテレビに出ていたのを見て『自分と同じだ』と納得したような顔をしていたのを覚えています。
発達障害といっても、一人ひとり違うから長男のように自分で気がつくのは珍しいタイプだと思います。
次男は人との違いを全く気にするタイプではないので、言われてもよく理解ができていないみたいでした。
長男は、周りの目を気にしたり人と違うことを恥ずかしいと思うタイプ。
周りをよく観察しているから、自分が人と違うことに気が付いたんだと思います。
(ちなみに、次男は周りのことを一切気にしないタイプ。)
もし自分で気が付かなくても、いつかは伝えよう…と思っているなら、伝える時期を決めておくといいかもしれませんね。
長男と次男の場合は、発達障害を伝える機会が急に訪れたのですが…
やっぱり、前もって準備をしていた方がいいと思います。
親も心の準備をしておくようにしましょう。
発達障害を伝えるときに気を付けたこと
発達障害と自閉症について教えるときに、私は2つのことに気を付けました。
- 自分で勝手に調べないこと
- 詳しい説明は第三者から
それぞれ説明してみますね。
自分で勝手に調べないこと
今は、インターネットでなんでも調べられる時代です。
発達障害や自閉症は、まだまだ理解されていない部分がたくさんあります。
そして、いいことも悪いこともたくさん書かれています。
たまたま見たサイトで、もし悪いことが書かれていたら?
もし本当のことが書かれていなかったら?
やっぱりショックを受けてしまいますよね。
もし、長男が自分で「発達障害」と「自閉症」について調べてしまったら…困る!
だから、自分で発達障害と自閉症について調べないで。と約束しました。
詳しい説明は第三者から
発達障害と自閉症についての詳しいは、療育の先生にお願いしました。
家族が伝えるのもいいと思いますが、第三者からの方が冷静に受け入れられる気がしたので…
伝え方ってとっても重要!
簡単そうでむずかしい…
私が子どもたちにわかるように説明する自信がなかったのも、理由の一つです。
でも、もし人見知りが激しい子だったら説明を聞くこと自体難しいので、家族から伝えたほうがいいかもしれませんね。
できることなら、療育の先生に意見を聞くことをおすすめします!
発達障害や自閉症のことを伝えるときのポイントも教えてもらうことができますよ(*^^*)
教えた内容は?
私がいないところで教えてもらったのですが、気になったのであとでこっそり先生に聞きました(^-^;
人はみんな違うということ。
当たり前のことですが、人はみんな違います。
髪形や服装といった目に見える違いと、性格や考え方などの目には見えない違い。
得意・不得意も人によって違いますよね。
みんなと同じじゃないと不安になる長男に、
「みんなと違ってもいいんだよ。」「得意なことや好きなことを伸ばしていけばいいんだよ。」
と教えてもらいました。
大切なのは、自分を知って受け入れていくこと。
今はまだ自分を知ってく段階だから、これからゆっくり受け入れていこうね。
とも。
なんだか私もやさしい気持ちになりました♪
発達障害とうまく付き合っていくためにできること
自分が発達障害だったとわかったあとは、これまでよりも上手に付き合っていくことができると思います。
今までできなくて落ち込んでいたことや、人と比べることが少なくなるから。
すぐに気持ちを切り替えることはむずかしいかもしれませんが、少しは気持ちに変化が起こると思います。
どうしたら発達障害とうまく付き合っていけるかを考えていく。
たとえば、自分の説明書を作ってみる。
性格や得意なこと・不得意なこと、問題が起きたときにどうやってクリアしたか…
そんな自分の説明書があったら、便利だと思いませんか?
- 今の自分を知って、困ったことへの対処法を覚えていく
- 失敗しても、何回でもチャレンジして自分で解決法を見つけていく
- それを覚えておいて、また同じ問題が起きたときの解決の糸口にする
今まで体験したことがない事態になったとき。
これまで自分がやってきた対処法を思い出すことで、落ち着いて対処できるようになっていきます。
できることがどんどん増えると、自信につながり安心材料にもなります。
自分で記録するのがむずかしいなら、大人が記録をつけてあげるのもおすすめです。
どんなに小さなことでも、それが積み重なれば大きなものになりますよ♪
発達障害を知って前向きに
今回、発達障害・自閉症の伝え方について私の考えを書いてみました。
とてもデリケートな問題で、発達障害の子どもを持つ親なら一度は悩む問題だと思います。
「伝えること」は前向きになれる、大きな一歩。
私は、子どもたちに発達障害と自閉症のことを伝えてよかったと思っています。
自分はみんなと同じじゃなくていい。
そう聞いたときの長男の顔がすごくうれしそうで…
それだけでも、言ってよかったと思えました。
できないことをなげくよりも、出来ることを伸ばしていく。
そのために必要なきっかけの一つのように感じました。